1930年にパリに生まれた画家ロベール・クートラスは、その生涯で数多くの作品を残しました。日本でも多くの方に親しまれているカルト(手札サイズの作品)だけでなく、油彩、グァッシュ、テラコッタ、また木片や段ボール、封筒の裏面に描いた遊び心溢れたドローイングなど、豊かなマチエールと不思議な物語が潜む作品群の全貌はまだ知られていません。 カルトを「僕の夜 Mes Muits」と呼んだように、クートラスはグァッシュの肖像画作品群を「僕のご先祖さま “Mes Ancêtres”」と名づけ、多くの作品を残しています。
シャルトルの美術館で開かれた大規模な個展でグワッシュ作品を観て、帰国してすぐ「グワッシュだけの作品集を出したい」と決めた。同行した皆川明の言葉とともに、木林文庫の蔵書ページで館長が語っている。