エクリで出版してきた書籍は、どの本も企画段階から完成まで、長い時間がかけてきました。
「みどりのみち ひかりのはな」も発案は十数年前です。
導き手となったのは、フランスの児童文学「みどりのゆび」。
美術家、勝本みつるは古い図鑑や雑誌の写真、使われなくなった道具などからのブリコラージュで、新たな思いがけない装いをつくり出します。少しずつ送られてきた言葉もまた胸躍るものばかりでした。
編集者の仕事は待ち続けることだったけれど、十年の熟成を一冊に籠めることが叶いました。
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勝本みつる(かつもと みつる)
美術家、滋賀県生まれ。
古い印刷物、時を経て使われなくなった道具、布や毛皮や箱などを素材に、
オブジェ、コラージュ、アッサンブラージュを制作。書籍の装画の仕事も多い。
作品集に『study in green 緑色の研究』(月兎社、2008)などがある。